ダッパージェム（2006年生、母コンプトンエンジェル）

ダッパージェム（2006年3月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「小柄できびきびした、宝石のような血統馬」。毛色は鹿毛。種牡馬のグランデラ（当時8歳）と交配したコンプトンエンジェルが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）登別上水牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方16戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年の一般C2十二。

経歴

デビュー前

粕谷昌央厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

2月21日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は426kg。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

3月28日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

5月31日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての18番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではいいところがなく18着に終わった。

7月20日、中6週で迎えた4戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、3歳C2四（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた5戦目は、3歳C2三（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた6戦目は、3歳C2三（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず3着に敗れた。

8月22日、連闘で迎えた7戦目は、一般C2十八（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で南郷家全騎手（3戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のテキエロタントに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月30日、連闘で迎えた8戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で南郷家全騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したランドシップを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

9月7日、連闘で迎えた9戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で南郷家全騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエーシンエッティンを捕まえ切れず、7馬身差の2着となった。

9月14日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で南郷家全騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエイシンファインに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月21日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で南郷家全騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エーシンエッティンに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

9月27日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で南郷家全騎手（8戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のビクトリースタンドに6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

10月4日、連闘で迎えた13戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

10月12日、連闘で迎えた14戦目は、BAOOプライズ（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1十三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は南郷家全騎手（9戦3勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

11月15日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた16戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

11月23日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は南郷家全騎手（10戦3勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

11月30日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（11戦3勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

12月7日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（12戦3勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。