トーワトレジャー（1997年生、母グリーングッズ）
Towa Treasure
1997.04.28
トーワトレジャー（1997年4月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトニービン（当時14歳）と交配したグリーングッズが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ヒノデファーム。戦績は、中央平地25戦5勝。2000年の秋華賞(牝G1)で3着に入った他、2002年の新潟記念(ハンデG3)に勝利するなどの活躍をした。
プロフィール
基本情報
- 通算成績
- 25戦5勝 [5-0-4-16/25]
- 総賞金国内
- 1億6,111万円
- 生年月日
- 1997年4月28日
- 出生国
- 日本
- 品種
- サラブレッド
- 性別
- 牝
- 毛色
- 鹿毛
- 厩舎
- 橋田満栗東
- 馬主
- 齋藤すゞ
- 生産者
- （有）ヒノデファーム
- 抹消情報
- 中央：2004年1月7日抹消
性質分析
- 距離適性
- コース適正
- 馬場適正
- 成長
- 馬体重
- 脚質
- 出脚
- 末脚
- スタミナ
- 出走回数
回収率
血統
概要
母のグリーングッズは海外10戦1勝。祖母のBare Essenceは海外19戦4勝。曾祖母のBold Exampleは海外14戦3勝。父のトニービンは海外G1・6勝（伊国芝[5勝:2000-2400m],仏国芝[2400m]）。
産駒
7代内クロス
| 種別 | 馬名 | クロス | 血量 |
|---|---|---|---|
| き | Rivaz＝Nasrullah | 5*6*6×6 | 7.81% |
| き | Fairway＝Pharos | 6*7×6 | 3.9% |
| きM | Sir Gallahad＝Bull Dog | 7*7 | 1.56% |
| 牡 | Hyperion | 4*6*6×6 | 10.93% |
| 牡 | Gainsborough | 5*6*7*7×7 | 7.03% |
| 牡 | Nearco | 6*7*7×5*7 | 7.03% |
| 牡 | Prince Rose | 6*6×7 | 3.9% |
| 牡 | Son-in-Law | 7×7 | 1.56% |
| 牡S | Fair Trial | 5*7*7 | 4.68% |
| 牡S | Bois Roussel | 6*7 | 2.34% |
| 牡M | Princequillo | 6*7 | 2.34% |
| 牡M | Discovery | 7*7 | 1.56% |
5代血統表
血統分類
- サイアーライン
- ゼダーン系
- ファミリーナンバー
- 8-h
レース成績
経歴
デビュー前
橋田満厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（2000年）
1月9日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は446kg。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。
6月24日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のタガノニューソングを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。
7月9日、中1週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。
7月23日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（函館芝1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で上村洋行騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のミラクルダムールに1馬身3/4の差をつけて2勝目を挙げた。
8月5日、中1週で迎えた5戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のTVh賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で上村洋行騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るワカサウルフを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って3勝目を掴み取った。
9月17日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G2のローズステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で上村洋行騎手（5戦3勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入り込んだ。
10月15日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で上村洋行騎手（6戦3勝）。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。
11月12日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（京都芝2200m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で上村洋行騎手（7戦3勝）。17頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。
4歳（2001年）
2月10日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上1600万下の飛鳥ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で上村洋行騎手（8戦3勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。
3月10日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は10戦連続で上村洋行騎手（9戦3勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。
4月29日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上1600万下の朱雀ステークス（京都芝1600m 外回り 小雨/良）に出走。鞍上は11戦連続で上村洋行騎手（10戦3勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は一杯になって14着に終わった。
6月23日、中7週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の八雲特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で上村洋行騎手（11戦3勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。
7月15日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のかもめ島特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で上村洋行騎手（12戦3勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。
5歳（2002年）
5月19日、約10か月半の休み明けで迎えた14戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の江の島特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。
6月9日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮したが、4着に終わった。
7月6日、中3週で迎えた16戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の三春駒特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るチュウシングラを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。
7月21日、中1週で迎えた17戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。
8月25日、中4週で迎えた18戦目は、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアグネススペシャルに1馬身1/4の差をつけて待望の重賞初制覇を果たした。
11月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（京都芝2200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦2勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着を確保した。
12月15日、中4週で迎えた20戦目は、牝馬限定G2の阪神牝馬ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（13戦3勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。
6歳（2003年）
2月2日、中6週で迎えた21戦目は、牝馬限定G3の京都牝馬ステークス（京都芝1600m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（14戦3勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。
3月9日、中4週で迎えた22戦目は、ハンデG3の中京記念（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（15戦3勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。
10月19日、約7か月半の休み明けで迎えた23戦目は、牝馬限定G3の府中牝馬ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦2勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。
11月16日、中3週で迎えた24戦目は、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（京都芝2200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（16戦3勝）。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。
12月21日、中4週で迎えた25戦目は、牝馬限定G2の阪神牝馬ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（17戦3勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。