シンガーズバラッド（2020年生、母ウインミューズ）

シンガーズバラッド（2020年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「歌うたいのバラッド」。毛色は鹿毛。種牡馬のダノンバラード（当時12歳）と交配したウインミューズが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はコスモヴューファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳。

経歴

デビュー前

村田一誠厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

1月22日、デビュー戦は永野猛蔵騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。17頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず11着に終わった。

3月26日、中8週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、6着に入り込んだ。

4月30日、中4週で迎えた3戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2400m 曇/重）に出走。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

6月17日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は永野猛蔵騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。17頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

8月20日、中6週で迎えた6戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で17番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

9月25日、中4週で迎えた7戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るアカツキロットリーを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月4日、連闘で迎えた8戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、一般C20（名古屋ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた9戦目は、まな誕生日おめでとう記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた10戦目は、いつも身近にお馬さん記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塚本征吾騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のセブンキューブドに1馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

11月17日、中1週で迎えた11戦目は、香嵐渓特別（名古屋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で塚本征吾騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた12戦目は、一般C11（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は山田祥雄騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4歳（2024年）

1月16日、中6週で迎えた13戦目は、實川純一騎手を鞍上に迎えて、はじまるよ!ウマ娘コラボレース記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた14戦目は、一般C3四（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で實川純一騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

3月4日、中3週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた15戦目は、一般C3六以下（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で實川純一騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて11着に終わった。

4月6日、中4週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた16戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、一般C2 19（佐賀ダート1300m 小雨/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユーデモニクスに7馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月28日、中2週で迎えた17戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、桜衣かれん賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。