マイネルリマーク（1990年生、母ミヤカツヒメ）

マイネルリマーク（1990年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のメリーナイス（当時6歳）と交配したミヤカツヒメが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地15戦2勝2着3回。1993年の共同通信杯4歳ステークス(G3)に勝利した他、1993年のジュニアカップ(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1992年）

8月23日、デビュー戦は大塚栄三郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るカピトリーノを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月6日、中1週で迎えた2戦目は、2歳G3の新潟3歳ステークス（新潟芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

9月26日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンの芙蓉ステークス（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、勝ったマリアキラメキに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3歳（1993年）

1月9日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、4歳500万下の若竹賞（中山芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したフェードタッチにクビ差届かず2着に甘んじた。

1月23日、中1週で迎えた5戦目は、3歳オープンのジュニアカップ（中山芝2000m 雪/良）に出走。鞍上は5戦連続で大塚栄三郎騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったドージマムテキに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月14日、中2週で迎えた6戦目は、3歳G3の共同通信杯4歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大塚栄三郎騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のビワハヤヒデをアタマ差振り切って重賞ウィナーの称号を奪取した。

4月18日、中8週で迎えた7戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で大塚栄三郎騎手（6戦2勝）。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して2番手で通過。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

10月17日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、西浦勝一騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り小雨/良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた9戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。

12月12日、中4週で迎えた10戦目は、ハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（7戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に敗れた。

4歳（1994年）

1月16日、中4週で迎えた11戦目は、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（8戦2勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

2月18日、中4週で迎えた12戦目は、バレンタインステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（9戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

3月13日、中2週で迎えた13戦目は、G2の中山記念（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（10戦2勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦でオープンの韓国馬事会杯（中山芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で大塚栄三郎騎手（11戦2勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

5歳（1995年）

11月18日、約20か月の休み明けで迎えた15戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、霜月ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に終わった。