ハルマッタン（2012年生、母マチカネハヤテ）

ハルマッタン（2012年4月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「西アフリカで吹く砂塵を含んだ貿易風」。毛色は鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時14歳）と交配したマチカネハヤテが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地15戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2015年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

Ｇ１サラブレッドクラブにて総額1,600万円（40万×40口）で一口馬主が募集された。

河内洋厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

7月19日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は472kg。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

8月17日、中3週で迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、6着に終わった。

11月22日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアカリアイドルに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月14日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、ファイアリシンゾウにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3歳（2015年）

1月17日、中4週で迎えた5戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、ポムフィリアにクビ差交わされて2着に甘んじた。

2月7日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（1戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のシゲルハダカマツリに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3月22日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田翼騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて9着に敗れた。

4歳（2016年）

2月14日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で和田翼騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい14着に敗れた。

5月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg絞って迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

8月14日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた10戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は和田翼騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

10月15日、中8週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、3歳以上500万下の稲光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（5戦1勝）。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。3着に入った。

10月29日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の飛翔特別（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で和田翼騎手（6戦1勝）。17頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。13着に敗れた。

5歳（2017年）

4月30日、約6か月の休み明けで迎えた13戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7月2日、中8週で迎えた14戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

7月29日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。