スラッガー（2000年生、母アクイテイン）

スラッガー（2000年5月22日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「強打者」。毛色は鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時14歳）と交配したアクイテインが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）ノースヒルズ。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、地方2戦1勝。主な勝ち鞍は2003年の三熊山特別。

経歴

デビュー前

沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

12月1日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したシルクホルダーに3/4馬身届かず2着となった。

12月22日、中2週で迎えた2戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

3歳（2003年）

1月5日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に敗れた。

2月16日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦の広峰山特別（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺薫彦騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

4月19日、中1週で迎えた8戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は渡辺薫彦騎手（6戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の三熊山特別（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（7戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のツナミゴーゴーをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。