トウショウアトム（2006年生、母ジュリエトウショウ）

トウショウアトム（2006年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋鉄腕アトムより」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時7歳）と交配したジュリエトウショウが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地11戦1勝2着2回、地方3戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

清水英克厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

7月4日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は508kg。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

8月2日、中3週で迎えた2戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったダニエルバローズに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

4歳（2010年）

5月12日、約9か月半の休養明けで迎えた3戦目は、中越豊光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったマイソールビートに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月2日、中2週で迎えた4戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中越豊光騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のシマノヘローに約10馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

7月6日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上C2（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中越豊光騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマンテンパパに7馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月17日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、アースリヴィングに交わされて1馬身半差の2着となった。

10月30日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプロテクトジアースに7馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

6歳（2012年）

3月17日、約16か月半の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上1000万下の鈴鹿特別（中京ダート1400m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で中谷雄太騎手（4戦1勝）。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

4月21日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で中谷雄太騎手（5戦1勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は垂れてしまい16着に終わった。

11月10日、約7か月の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の福島放送賞（福島ダート1700m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で中谷雄太騎手（6戦1勝）。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

12月16日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた12戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

7歳（2013年）

6月23日、約6か月半の休み明けで迎えた13戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の清里特別（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

7月28日、中4週で迎えた14戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の岩室温泉特別（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。