ミナミノプリンス（1998年生、母サザンシルフィード）

ミナミノプリンス（1998年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のラムタラ（当時6歳）と交配したサザンシルフィードが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）ターフィー牧場。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回、地方21戦2勝2着7回。主な勝ち鞍は2002年の一般C3。

経歴

デビュー前

増沢末夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2001年）

4月29日、デビュー戦は大塚栄三郎騎手を鞍上に据えて、3歳未出走（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

7月22日、中9週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮したが、4着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた4戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

9月15日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、伸びてきたランドクロス決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

10月20日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

11月10日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

4歳（2002年）

1月5日、中7週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた10戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般C3ニ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったオレンジベルからハナ差の2着に甘んじた。

1月18日、中1週で迎えた11戦目は、大枝幹也騎手を鞍上に迎えて、一般C3ハ（足利ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったカシマクラウンから2馬身半差の2着に敗北した。

2月4日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3イ（宇都宮ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は内田利雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のカシマクラウンをアタマ差制して待望の初白星を挙げた。

3月3日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3（足利ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田利雄騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた15戦目は、鈴木正騎手を鞍上に迎えて、一般C3（宇都宮ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったアミフジバトラーから3/4馬身差の2着となった。

4月6日、中2週で迎えた16戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、光徳賞（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた17戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は内田利雄騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木正騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったカヌマツヨシから2馬身差の2着に敗北した。

5月16日、中0週で迎えた19戦目は、一般C1イ C2イ（足利ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木正騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は内田利雄騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったフリートメモリーズから半馬身差の2着となった。

6月23日、中1週で迎えた21戦目は、平沢則雄騎手を鞍上に迎えて、竜頭賞（宇都宮ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2（宇都宮ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったフリートメモリーズから2馬身半差の2着に敗北した。

7月18日、中1週で迎えた23戦目は、丸山侯彦騎手を鞍上に迎えて、竜頭賞（宇都宮ダート1900m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月11日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2（足利ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は内田利雄騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月15日、中4週で迎えた25戦目は、一般C2（宇都宮ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。10着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた26戦目は、一般C2ロ（足利ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイワジェイドから1馬身差の2着に敗北した。

10月27日、中2週で迎えた27戦目は、一般C2（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は内田利雄騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（2003年）

4月14日、約5か月半の休養明けで迎えた28戦目は、早川順一騎手を鞍上に迎えて、一般C2ロ（宇都宮ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた29戦目は、一般C2ロ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木正騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のテンカイッピンに2馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

5月15日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2（宇都宮ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は水野貴史騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。