ストロングアドニス（1994年生、母ローラブロッサム）

ストロングアドニス（1994年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシャーディー（当時8歳）と交配したローラブロッサムが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）大塚牧場。戦績は、中央平地37戦2勝2着1回、地方7戦2勝。主な勝ち鞍は2000年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

元石孝昭厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1997年）

2月2日、デビュー戦は安田富男騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は490kg。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

3月15日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安田富男騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、伸びてきたジャックハーン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4月5日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で安田富男騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマキノチロルを次元の違う末脚で半馬身差し切って未勝利戦を制した。

5月3日、中3週で迎えた5戦目は、3歳G3の青葉賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で安田富男騎手（4戦1勝）。17頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

7月5日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、4歳500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で安田富男騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で安田富男騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

4歳（1998年）

8月16日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

9月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉永護騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に敗れた。

9月22日、中0週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた11戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、オータムスター賞（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るレオダヴィンチを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

10月22日、中3週で迎えた12戦目は、’98フレンドリーサドル特別（4）（船橋ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るインサイドレポートを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて3勝目をマークした。

11月8日、中1週で迎えた13戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

12月6日、中3週で迎えた14戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉永護騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

5歳（1999年）

1月9日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

1月30日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の大島特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉永護騎手（5戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

2月20日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉永護騎手（6戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下の館山特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉永護騎手（7戦0勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

8月28日、約5か月半の休み明けで迎えた20戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の瀬波特別（新潟ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず7着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の江戸川特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は安田富男騎手（7戦1勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた22戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の利根川特別（中山ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉永護騎手（8戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下の河口湖特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（9戦0勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

11月27日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上900万下の深秋特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉永護騎手（10戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず最後はウォルトンタイガーと並んで6着同着となった。

12月11日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉永護騎手（11戦0勝）。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

12月26日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で吉永護騎手（12戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

6歳（2000年）

1月9日、中1週で迎えた28戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉永護騎手（13戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた29戦目は、5歳以上900万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉永護騎手（14戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のソウシュンを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

3月12日、中5週で迎えた30戦目は、5歳以上900万下（中山芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（2戦2勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月16日、中4週で迎えた31戦目は、5歳以上900万下の舞浜特別（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は吉永護騎手（15戦1勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた32戦目は、5歳以上900万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（16戦1勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

5月27日、中3週で迎えた33戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の青嵐賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。17頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

11月4日、約5か月半の休養明けで迎えた34戦目は、4歳以上900万下の甲斐路特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉永護騎手（17戦1勝）。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

7歳（2001年）

1月6日、中2週で迎えた38戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉永護騎手（18戦1勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

4月28日、約3か月半の休養明けで迎えた39戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

9月9日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた40戦目は、大枝幹也騎手を鞍上に迎えて、みやこや特別（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。3着を確保した。

9月25日、中1週で迎えた41戦目は、五頭連峰特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大枝幹也騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月27日、中4週で迎えた42戦目は、神無月特別（新潟(地)ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大枝幹也騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた43戦目は、五十嵐剛紹騎手を鞍上に迎えて、朝日岳特別（新潟(地)ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた44戦目は、晩秋特別（新潟(地)ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は大枝幹也騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。