クリノコハルビヨリ（2017年生、母フィールドメジャー）

クリノコハルビヨリ（2017年3月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋小春日和」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時10歳）と交配したフィールドメジャーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2021年のチャレンジシリーズ(C2 16)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中田英樹から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、栗本博晴によって367.2万円で落札された。

田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

9月16日、デビュー戦は高倉稜騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は418kg。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

10月12日、中3週で迎えた2戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

12月14日、中6週で迎えた4戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

3歳（2020年）

5月3日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた6戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 雨/稍重）に出走。17頭立ての16番人気で大外17番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が振るわず17着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都芝2400m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田和真騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを18番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり18着に終わった。

2020年6月3日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

8月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から43kg増やして迎えた8戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野翔騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた10戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワンダフルライフに9馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月23日、中1週で迎えた11戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の好きです笠松競馬（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた12戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月22日、中1週で迎えた13戦目は、一般C22（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた14戦目は、一般C23（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、勝ったドリームアイに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

11月19日、中1週で迎えた15戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺竜也騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月16日、中3週で迎えた16戦目は、一般C23（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺竜也騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったランジョウに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月30日、中1週で迎えた17戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は水野翔騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

4歳（2021年）

3月18日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、長谷部駿弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

4月7日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で長谷部駿弥騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長谷部駿弥騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

5月29日、中4週で迎えた21戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のサンライズスマイルをクビ差振り切って優勝