スプレッドアームズ（2000年生、母オールアバウトスタイル）

スプレッドアームズ（2000年5月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「両手を広げる」。毛色は栗毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時15歳）と交配したオールアバウトスタイルが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）ノースヒルズ。戦績は、中央平地10戦1勝、地方8戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

太宰義人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

8月10日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は446kg。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

8月18日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

9月1日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた3戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

11月16日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

12月7日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、4着に入った。

3歳（2003年）

1月18日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

2月1日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（5戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のピサノメビウスをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

2月23日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で太宰啓介騎手（6戦1勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

4歳（2004年）

3月6日、約12か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で太宰啓介騎手（7戦1勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で太宰啓介騎手（8戦1勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

4月27日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた11戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般B6-9（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスーパシークレットを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

5月18日、中2週で迎えた12戦目は、一般B8（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた13戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

6月22日、中2週で迎えた14戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、一般B7（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

7月12日、中2週で迎えた15戦目は、大日岳賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したディキシーローズを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

9月1日、中6週で迎えた16戦目は、一般B5-8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

9月13日、中1週で迎えた17戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた18戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。