メイショウオスカー（1992年生、母サニーフラワー）

メイショウオスカー（1992年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時5歳）と交配したサニーフラワーが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は野島牧場。戦績は、中央平地12戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1996年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

星川薫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1995年）

7月2日、デビュー戦は上籠勝仁騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は514kg。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、コランディアクインにクビ差交わされて2着に惜敗した。

8月5日、中4週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で上籠勝仁騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月26日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上籠勝仁騎手（2戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハナを取り切り、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスリーチェリーに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（1996年）

9月22日、約13か月の休養明けで迎えた4戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で上籠勝仁騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた5戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のベルカーロッタに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月26日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の小千谷特別（新潟芝1200m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、伸びてきたリンガスドリーム決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5歳（1997年）

9月6日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は上籠勝仁騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず12着に敗れた。

10月5日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は本田優騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

10月25日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の秋元湖特別（福島芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（4戦1勝）。18頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で本田優騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた12戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の長篠特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。