セニョリータ（2008年生、母ミントシャイン）

セニョリータ（2008年3月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「女性（西）」。毛色は鹿毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時16歳）と交配したミントシャインが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）笠松牧場。戦績は、中央平地14戦3勝2着1回、地方5戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年のラジオ福島賞(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

田中正二厩舎（北海道）へ入厩。

3歳（2011年）

7月26日、デビュー戦は川島洋人騎手を鞍上に据えて、一般C4-5（門別ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、メジロマディソンに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

8月2日、連闘で迎えた2戦目は、一般C4-4（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のエクスプライドに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月18日、中1週で迎えた3戦目は、一般C4-2（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で川島洋人騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のデルマポッペアに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月8日、中2週で迎えた4戦目は、一般C4-1（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で川島洋人騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた5戦目は、一般C4-1（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で川島洋人騎手（4戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のゴールドウォッチに1馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

11月6日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた7戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では超凡な末脚を披露し、3着に入った。

4歳（2012年）

1月15日、中7週で迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたビーチパーティー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

1月28日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のクリスティロマンスに3馬身半の差をつけて4勝目をつかんだ。

3月18日、中6週で迎えた10戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の中京スポニチ賞（中京芝1600m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

6月16日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のブルーメリディアンに3馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

7月8日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の彦星賞（福島ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（3戦2勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

8月26日、中6週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の両津湾特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

10月21日、中7週で迎えた14戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

12月9日、中6週で迎えた15戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の舞浜特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

5歳（2013年）

1月21日、中5週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（4戦2勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

4月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のラジオ福島賞（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（5戦2勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るカネトシリープインを豪快な末脚でクビ差だけ差し切って6勝目をマークした。

5月12日、中3週で迎えた18戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1600万下のパールステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた19戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の薫風ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。競走中止となった。