ベストクオリティー（2011年生、母トランクイリティー）

ベストクオリティー（2011年4月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「最高級品質」。毛色は鹿毛。種牡馬のチチカステナンゴ（当時13歳）と交配したトランクイリティーが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）前田ファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方14戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の3歳。

経歴

デビュー前

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

3月30日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず12着に敗れた。

6月7日、中9週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 雨/不良）に出走。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず18着に終わった。

8月19日、中9週で迎えた3戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の能登禄剛崎賞（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず4着に終わった。

9月21日、中4週で迎えた4戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた5戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るオキテスグメシを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月27日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のジャズコンボを3/4馬身振り切って2勝目をつかんだ。

11月14日、中2週で迎えた7戦目は、一般C15（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のヒラボクプリンセスに1馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

12月15日、中3週で迎えた8戦目は、新穂高特別（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（3戦3勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい6着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた9戦目は、OKBパディントン杯（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で東川公則騎手（4戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のインパルスガールをアタマ差振り切って圧倒的支持に応えた。

4歳（2015年）

1月12日、中1週で迎えた10戦目は、畜産フェア特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で東川公則騎手（5戦4勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

2月2日、中2週で迎えた11戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で東川公則騎手（6戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。

3月20日、中6週で迎えた12戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、一般C9（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず3着に敗れた。

4月1日、中1週で迎えた13戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮戦したが、伸びてきたスピリット決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4月16日、中1週で迎えた14戦目は、一般C6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

5月16日、中3週で迎えた15戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた17戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。