キニナルーイ（2013年生、母レミニセントリー）

キニナルーイ（2013年5月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時10歳）と交配したレミニセントリーが22歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は船越伸也。戦績は、地方30戦8勝2着4回。2015年のライデンリーダー記念(牝地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

恵多谷豊厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2015年）

6月16日、デビュー戦は黒沢愛斗騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったストレートアップに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

6月30日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は減速してしまい8着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で黒沢愛斗騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた5戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい6着に終わった。

9月20日、中4週で迎えた6戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、2歳（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、バジガクスペラーレに半馬身交わされて2着に敗れた。

10月24日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた7戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、セカンドユウゼンに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

11月14日、中2週で迎えた8戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の天山賞（佐賀ダート1750m 小雨/不良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた9戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のディーズメヌエットに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月11日、中1週で迎えた10戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、2歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグレイトシャインに5馬身の差をつけて優勝

12月23日、中1週で迎えた11戦目は、2歳戦のデージー特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のグレイトシャインに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月30日、連闘で迎えた12戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のベッロポモドーロに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3歳（2016年）

1月21日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の園田クイーンセレクション（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（3戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

7月20日、約6か月の休養明けで迎えた14戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、青龍神賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のホワイトレーヌを3/4馬身振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

8月2日、中1週で迎えた15戦目は、かんむり座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた16戦目は、葉月特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

9月19日、中4週で迎えた17戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の秋の鞍（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

9月26日、連闘で迎えた18戦目は、リンドウ賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のネコハッピーに1馬身半の差をつけて優勝

10月11日、中1週で迎えた19戦目は、陣屋特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

10月18日、連闘で迎えた20戦目は、天秤座特別（名古屋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（5戦2勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた21戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（6戦2勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着を確保した。

11月7日、連闘で迎えた22戦目は、中山道賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（7戦2勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

12月5日、中3週で迎えた23戦目は、江川伸幸騎手を鞍上に迎えて、スカパー!南関東地方競馬チャンネル賞（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

12月13日、連闘で迎えた24戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

4歳（2017年）

1月9日、中3週で迎えた25戦目は、祝!!成人賞競馬デビューも船橋で!（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

2月7日、中3週で迎えた26戦目は、海神賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のヒシヘンリーをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

3月17日、中4週で迎えた27戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のツグミ賞（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

3月27日、中0週で迎えた28戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、桜月特別（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったプレジャーリーフに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4月13日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた29戦目は、牝馬限定戦のチドリ賞（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

5月2日、中2週で迎えた30戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、江戸川賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のコパノリクエストに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。