スガノヒボタン（1989年生、母タツノメロウ）

経歴

デビュー前

2歳（1991年）

11月9日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は412kg。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のミルホウユウに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月1日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神3歳牝馬ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。芝レース及びG1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦1勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

12月22日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のさざんか賞（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

3歳（1992年）

1月19日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月19日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は佐藤哲三騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のハマノローマンに1馬身3/4の差をつけて久方ぶりの一戦を物にした。

8月2日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上900万下の天草特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に敗れた。

9月19日、中6週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下の芦屋川特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、3着を確保した。

10月18日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

11月21日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の伊吹山特別（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は佐藤哲三騎手（4戦2勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（5戦2勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

4歳（1993年）

1月31日、中4週で迎えた12戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の平尾台特別（小倉ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

3月20日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の日豊特別（小倉芝1800m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は佐藤哲三騎手（6戦2勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

7月24日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って18着に敗れた。

8月15日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岸滋彦騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

10月9日、中5週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岸滋彦騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

10月30日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で岸滋彦騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったタハラマドンナに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月27日、中3週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で岸滋彦騎手（5戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり5着に敗れた。

12月25日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岸滋彦騎手（6戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のケイアイマリーンに1馬身3/4の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

5歳（1994年）

1月23日、中3週で迎えた21戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で岸滋彦騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって12着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で岸滋彦騎手（8戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

10月29日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で岸滋彦騎手（9戦1勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい12着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で岸滋彦騎手（10戦1勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた25戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた26戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。