テンショウベスト（2005年生、母ダイエーベロナ）

テンショウベスト（2005年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のミラクルアドマイヤ（当時10歳）と交配したダイエーベロナが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はマル良牧場。戦績は、地方33戦2勝2着7回。2007年のジュニアグランプリ(地方重賞)で2着に入った他、2007年の南部駒賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、マル良牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

菅原右吉厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2007年）

7月8日、デビュー戦は村松学騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフューチャー（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るビューティドリームを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月18日、中5週で迎えた2戦目は、2歳戦のビギナーズカップ（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で村松学騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ジェベルロバーツに交わされて1馬身差の2着となった。

9月16日、中3週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞のジュニアグランプリ（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村松学騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ジェベルロバーツに3/4馬身交わされて2着となった。

10月20日、中4週で迎えた4戦目は、2歳戦の黄菊賞（盛岡芝1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で村松学騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したジェベルロバーツを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月4日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦の若駒賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村松学騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったコンバットキックにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

11月18日、中1週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞の南部駒賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で村松学騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

12月23日、中4週で迎えた7戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、2歳A1（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

3歳（2008年）

1月2日、中0週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の金杯（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は村松学騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

1月12日、中0週で迎えた9戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳A1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のウィンエヴリーに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

3月20日、中9週で迎えた10戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の社団法人水沢青年会議所杯（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したゴールデンクリークを捕まえ切れず、6馬身差の2着に敗北した。

4月6日、中1週で迎えた11戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のスプリングカップ（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5月6日、中3週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の阿久利黒賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の七時雨賞（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は村松学騎手（7戦1勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて3着に沈んだ。

6月1日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のガーベラ賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったウィンエヴリーにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

6月29日、中3週で迎えた15戦目は、3歳戦のミルキーウェイカップ（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞のオパールカップ（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は村松学騎手（8戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

7月26日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦のキリン潤る茶杯（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したウィンエヴリーを捕まえ切れず、7馬身差の2着に敗北した。

8月10日、中1週で迎えた18戦目は、3歳戦のクリスタル賞（水沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

12月21日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた19戦目は、銀嶺賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は村松学騎手（9戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

12月30日、連闘で迎えた20戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、六華賞（水沢ダート2000m 曇/不良）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

4歳（2009年）

1月10日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、初夢賞（水沢ダート1600m 雪/不良）に出走。鞍上は村松学騎手（10戦1勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず12着に終わった。

3月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から20kg戻して迎えた22戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、5きげんテレビ3千回放送記念（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

4月26日、中3週で迎えた23戦目は、兜明神岳レース（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

5月6日、中0週で迎えた24戦目は、ミヤマリンドウレース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた25戦目は、平庭高原レース（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

6月20日、中3週で迎えた26戦目は、田瀬湖湖水まつりレース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高松亮騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた27戦目は、一般A二（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は村松学騎手（11戦1勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

7月13日、連闘で迎えた28戦目は、Morioka Summer Summi（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（12戦1勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた29戦目は、一般A三 B1（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村松学騎手（13戦1勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた30戦目は、十和田市秋まつりレース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村松学騎手（14戦1勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた31戦目は、一般A二 B1一（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は高松亮騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた32戦目は、食の世界遺産・岩泉短角牛レース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた33戦目は、地方重賞のOROカップ（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は村松学騎手（15戦1勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。