キタサンアース（2006年生、母キタサンミラージュ）

キタサンアース（2006年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋大地、地球」。毛色は鹿毛。種牡馬のダージー（当時5歳）と交配したキタサンミラージュが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）カタオカステーブル。戦績は、中央平地3戦0勝、地方21戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2009年の虹の松原特別。

経歴

デビュー前

鹿戸明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

8月3日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 小雨/不良）に出走。馬体重は468kg。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた3戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

3歳（2009年）

2月15日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた4戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のディープブレーンに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月7日、中2週で迎えた5戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のメインドラマに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

3月21日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のブルーチャンピオンを半馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

4月4日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のかささぎ特別（佐賀ダート1750m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（2戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったプロセスにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

5月4日、中3週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアインスキーを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

5月17日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の鯱の門特別（佐賀ダート1750m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた10戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、3歳KJ1の九州ダービー栄城賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

7月8日、中4週で迎えた11戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は倉富隆一郎騎手（5戦2勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

7月25日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、3歳戦の虹の松原特別（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のロータスボールをクビ差振り切って4勝目を手中に収めた。

9月5日、中5週で迎えた13戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（7戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（8戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シャイニングアゲンに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

12月26日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた15戦目は、長崎街道境原宿賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で倉富隆一郎騎手（9戦3勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

4歳（2010年）

1月9日、中1週で迎えた16戦目は、長崎街道佐賀宿賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で倉富隆一郎騎手（10戦3勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で倉富隆一郎騎手（11戦3勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で倉富隆一郎騎手（12戦3勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月6日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた19戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で倉富隆一郎騎手（13戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた20戦目は、長崎街道日見宿賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で倉富隆一郎騎手（14戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたロトパートナー決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

4月17日、中3週で迎えた21戦目は、薩摩街道松崎宿賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で倉富隆一郎騎手（15戦3勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた22戦目は、薩摩街道瀬高宿賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で倉富隆一郎騎手（16戦3勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい7着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は13戦連続で倉富隆一郎騎手（17戦3勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で倉富隆一郎騎手（18戦3勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。