ピッコラミーア（1994年生、母ヒミノトップレディ）

ピッコラミーア（1994年3月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のナイスダンサー（当時25歳）と交配したヒミノトップレディが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は村中一英。戦績は、中央平地17戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1996年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

伊藤修司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

9月8日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

9月28日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったフミノパラダイスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月19日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヤマニンメドゥーサに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

11月2日、中1週で迎えた4戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

12月1日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は武豊騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた6戦目は、河北通騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の千両賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

3歳（1997年）

1月12日、中2週で迎えた7戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定4歳500万下の寒梅賞（京都ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

2月2日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪い、リードを2馬身以上キープして、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた9戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は河北通騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

5月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のたちばな賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

5月25日、中1週で迎えた11戦目は、4歳500万下のホンコン・ジョッキークラブ・トロフィー（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた12戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に敗れた。

6月21日、中1週で迎えた13戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

6月28日、連闘で迎えた14戦目は、牝馬限定4歳500万下の野苺賞（阪神芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた15戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の富良野特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

4歳（1998年）

12月19日、約17か月の休養明けで馬体重を前走から40kg増やして迎えた17戦目は、田村宏之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。