ジンリッキー（2007年生、母ピサノクウー）

ジンリッキー（2007年3月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「カクテル名」。毛色は栗毛。種牡馬のタニノギムレット（当時8歳）と交配したピサノクウーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は鵜木唯義。戦績は、中央平地9戦1勝。主な勝ち鞍は2009年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、鵜木唯義から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

8月1日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

8月9日、連闘で迎えた2戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

9月5日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して3番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

10月31日、中7週で迎えた4戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のドリームファミーユをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

12月12日、中5週で迎えた5戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

3歳（2010年）

1月16日、中4週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下の萌黄賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（2戦1勝）。18頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

3月13日、中4週で迎えた8戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

4月11日、中3週で迎えた9戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の桜草特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。