ゴールデンスナップ（2020年生、母メイショウジェイ）

ゴールデンスナップ（2020年5月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「黄金のスナップショット。父名より連想」。毛色は芦毛。種牡馬のゴールドシップ（当時11歳）と交配したメイショウジェイが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は三嶋牧場。2024年のタイランドカップ(オープンハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中克典厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

1月5日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

3月18日、中9週で迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り曇/重）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では超凡な末脚を披露し、3着に入った。

4月22日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のヴィンセドリスをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

7月29日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラスの積丹特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のタナサンブラックを半馬身振り切って2勝目を掴み取った。

8月19日、中2週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの札幌日刊スポーツ杯（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜中俊騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したミステリーウェイに3/4馬身届かず2着に敗北した。

11月25日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラスの高雄特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で浜中俊騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、伸びてきたゴールドプリンセス決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4歳（2024年）

1月7日、中5週で迎えた8戦目は、4歳以上2勝クラスの琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で浜中俊騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るケイアイサンデラを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って3勝目を掴み取った。

1月28日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上3勝クラスの八坂ステークス（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で浜中俊騎手（7戦3勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたサスツルギ決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

3月17日、中6週で迎えた10戦目は、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は9戦連続で浜中俊騎手（8戦3勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、5着に終わった。

9月1日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、ハンデ戦でオープンのタイランドカップ（札幌芝2600m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で浜中俊騎手（9戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったショウナンバシットにねじ伏せられてアタマ差の2着に甘んじた。

10月27日、中7週で迎えた12戦目は、3歳以上3勝クラスの古都ステークス（京都芝3000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で浜中俊騎手（10戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したコパノサントスを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。