ディクタット（1995年生、母アルヴォラ）

ディクタット（1995年2月25日）は、イギリスで生まれた競走馬、種牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のウォーニング（当時10歳）と交配したアルヴォラが6歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地2戦0勝2着1回、海外12戦7勝。1999年のスプリントカップ(英・G1)に勝利した他、1999年のモーリス・ド・ゲスト賞(仏・G1)を制するなど、G1級競走2勝を含む重賞4勝を挙げた。

経歴

2歳（1997年）

9月9日、18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3歳（1998年）

4月16日、D.ホランド騎手を鞍上に迎えて、17頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、2着のMubrikに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月26日、鞍上は2戦連続でD.ホランド騎手（1戦1勝）。4頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のRabiに1馬身半の差をつけて優勝

6月17日、3歳G3のジャージーステークス（イギリス・アスコット芝1408m）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続でD.ホランド騎手（2戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。最後は、2着のBold Edgeに2馬身の差をつけて重賞初挑戦初制覇を達成した。

7月25日、4頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったDecorated Heroからアタマ差の2着に甘んじた。

4歳（1999年）

5月8日、L.デットーリ騎手を鞍上に迎えて、シャーガーカップ・セブン（イギリス・グッドウッド芝1408m）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のRussian Revivalに半馬身の差をつけて久しぶりの一戦を制した。

6月26日、G3のクライテリオンステークス（イギリス・ニューマケット (ジュライコース)芝1408m）に出走。鞍上は2戦連続でL.デットーリ騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のRaise a Grandに1馬身半の差をつけて2つ目の重賞タイトルを手にした。

8月8日、G1のモーリス・ド・ゲスト賞（フランス・ドーヴィル芝1300m）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続でL.デットーリ騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のGold Awayに1馬身の差をつけてG1初挑戦初制覇を果たした。

9月4日、G1のスプリントカップ（イギリス・ヘイドック芝1207m）に出走。鞍上は4戦連続でL.デットーリ騎手（3戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。最後は、2着のBertoliniをクビ差制してG1・2勝目を挙げた。

10月17日、G1のフォレ賞（フランス・ロンシャン芝1400m）に出走。鞍上は5戦連続でL.デットーリ騎手（4戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5歳（2000年）

5月14日、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 曇/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上はD.ホランド騎手（3戦3勝）。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず、6着に終わった。

6月4日、D.オドノヒュー騎手を鞍上に迎えて、G1の安田記念（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始11番手を追走。直線では逸出した伸びを見せたが、勝ったフェアリーキングプローンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

9月3日、G1のムーラン・ド・ロンシャン賞（フランス・ロンシャン芝1600m）に出走。鞍上はL.デットーリ騎手（5戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月23日、G1のクイーンエリザベス2世ステークス（イギリス・アスコット芝1603m）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。6着に終わった。