イブキダイハーン（1991年生、母アルパーテイ）

イブキダイハーン（1991年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のクリスタルグリツターズ（当時11歳）と交配したアルパーテイが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）北洋牧場。戦績は、中央平地11戦2勝2着2回、地方26戦0勝。1994年のスプリングステークス(G2)で3着に入った他、1994年のNHK杯(G2)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1993年）

11月27日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったロングワーグナーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

12月4日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のシクレノンヒーラーに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1994年）

1月8日、中4週で迎えた3戦目は、4歳500万下の福寿草特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

2月5日、中3週で迎えた4戦目は、4歳500万下のあすなろ賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のインターマルスを3/4馬身振り切って2勝目を手にした。

2月27日、中2週で迎えた5戦目は、3歳G3のアーリントンカップ（中京芝1700m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で四位洋文騎手（4戦2勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

3月27日、中3週で迎えた6戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5月8日、中5週で迎えた7戦目は、3歳G2のNHK杯（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

5月29日、中2週で迎えた8戦目は、4歳900万下の駒草賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたカズサハリケーン決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

6月19日、中2週で迎えた9戦目は、4歳900万下のロイヤル・ホンコン・ジョッキークラブ・ト（中京芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（5戦2勝）。17頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

12月17日、約6か月の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上900万下のクリスマスキャロル賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

4歳（1995年）

1月5日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の伏見特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（7戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

7月25日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた12戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、シリウス賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた13戦目は、ジュピター賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で早田秀治騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5歳（1996年）

5月5日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた14戦目は、河津裕昭騎手を鞍上に迎えて、麦秋特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた15戦目は、緑蔭特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河津裕昭騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

6歳（1997年）

5月15日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた16戦目は、新緑特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で河津裕昭騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。

6月7日、中2週で迎えた17戦目は、ペルセウス賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で河津裕昭騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。12着に終わった。

6月17日、中0週で迎えた18戦目は、田島寿一騎手を鞍上に迎えて、ムーンストーン特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた19戦目は、天の川特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島寿一騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた20戦目は、ムーンライト特別（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は河津裕昭騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。11着に終わった。

11月19日、約4か月の休み明けで迎えた21戦目は、秋嶺賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で河津裕昭騎手（5戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。14着に終わった。

11月27日、連闘で迎えた22戦目は、一般B2二（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は田島寿一騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。12着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた23戦目は、ターコイズ特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島寿一騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。12着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2二（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島寿一騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

7歳（1998年）

1月7日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の初富士特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田島寿一騎手（5戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた26戦目は、初草特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田島寿一騎手（6戦0勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。13着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた27戦目は、駿馬特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は河津裕昭騎手（6戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた28戦目は、春風特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は田島寿一騎手（7戦0勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデ戦の千葉特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島寿一騎手（8戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい12着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の晴嵐特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田島寿一騎手（9戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月20日、中6週で迎えた31戦目は、ハンデ戦のすずらん特別（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で田島寿一騎手（10戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた32戦目は、星雲特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田島寿一騎手（11戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた33戦目は、ジュライスター賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で田島寿一騎手（12戦0勝）。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

8歳（1999年）

1月10日、約6か月半の休み明けで迎えた34戦目は、迎春特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は河津裕昭騎手（7戦0勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。14着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた35戦目は、疾風特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で河津裕昭騎手（8戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。13着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた36戦目は、若草特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で河津裕昭騎手（9戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた37戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、春暖特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。