クラシックアロー（1993年生、母ブラックアイリス）

クラシックアロー（1993年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラツキーソブリン（当時19歳）と交配したブラックアイリスが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）村下牧場。戦績は、中央平地27戦2勝2着3回、地方5戦0勝。主な勝ち鞍は1996年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

飯田明弘厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

8月12日、デビュー戦は飯田祐史騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。18頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。

8月20日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では上々の伸びを見せたが、ビッグオールにクビ差交わされて2着に惜敗した。

9月2日、中1週で迎えた3戦目は、3歳新馬（小倉芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

10月14日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で飯田祐史騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカルストンドリームに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月9日、中5週で迎えた6戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の樅の木賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

3歳（1996年）

3月9日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（5戦1勝）。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。

3月24日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（6戦1勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた9戦目は、4歳500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（7戦1勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた10戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（8戦1勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

6月8日、中5週で迎えた11戦目は、4歳500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で飯田祐史騎手（9戦1勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた12戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で飯田祐史騎手（10戦1勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、激烈なハイペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で飯田祐史騎手（11戦1勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で飯田祐史騎手（12戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、グランドダウリーに半馬身交わされて2着となった。

8月17日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で飯田祐史騎手（13戦1勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、ホクセツランナーに半馬身交わされて2着となった。

8月31日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で飯田祐史騎手（14戦1勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、3着に入った。

9月21日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で飯田祐史騎手（15戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のセンノボーイに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（1997年）

6月15日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で飯田祐史騎手（16戦2勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の三木特別（阪神芝2000m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は13戦連続で飯田祐史騎手（17戦2勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて7着に終わった。

7月8日、中0週で迎えた20戦目は、ケヤキ賞（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は14戦連続で飯田祐史騎手（18戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月2日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の洞海特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で飯田祐史騎手（19戦2勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

8月9日、連闘で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の指宿特別（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は16戦連続で飯田祐史騎手（20戦2勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

9月7日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は17戦連続で飯田祐史騎手（21戦2勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は18戦連続で飯田祐史騎手（22戦2勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で飯田祐史騎手（23戦2勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で飯田祐史騎手（24戦2勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた27戦目は、フェイスフルレイン特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は21戦連続で飯田祐史騎手（25戦2勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた28戦目は、名古屋チャレンジカップヴァルカン賞（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は22戦連続で飯田祐史騎手（26戦2勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5歳（1998年）

1月18日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は23戦連続で飯田祐史騎手（27戦2勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい9着に終わった。

1月28日、中0週で迎えた30戦目は、端月特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は24戦連続で飯田祐史騎手（28戦2勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月21日、中2週で迎えた31戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は25戦連続で飯田祐史騎手（29戦2勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた32戦目は、春蘭特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は26戦連続で飯田祐史騎手（30戦2勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。