エルブルスシチー（2018年生、母ゴーンクレージー）

エルブルスシチー（2018年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ヨーロッパ最高峰の山+冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時11歳）と交配したゴーンクレージーが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は富田牧場。主な勝ち鞍は2021年の3歳C2三。

経歴

デビュー前

友駿ホースクラブ愛馬会にて総額1,400万円（2.8万×500口）で一口馬主が募集された。

高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

10月24日、デビュー戦は荻野極騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。馬体重は468kg。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

12月6日、中5週で迎えた2戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

3歳（2021年）

1月5日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は荻野極騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

1月10日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

2月21日、中5週で迎えた5戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

3月28日、中4週で迎えた6戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

5月22日、中7週で迎えた7戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場なく13着に終わった。

7月19日、中7週で迎えた8戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、3歳C2三（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のゴッドデサフィオに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月8日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳C1二（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

11月1日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から7kg戻して迎えた10戦目は、一般C2六（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2七（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。