アルナージェイン（2020年生、母ルナレガーロ）

アルナージェイン（2020年2月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「月面着陸(ポルトガル語)。母名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルスティール（当時8歳）と交配したルナレガーロが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、國吉大によって2,090万円で落札された。

奥村豊厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

9月18日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、ハーツコンチェルトに交わされて8馬身差の2着となった。

10月23日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

10月30日、連闘で迎えた3戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい9着に敗れた。

3歳（2023年）

2月5日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のレッドテンペストに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4月2日、中7週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったマラキナイアにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月6日、中4週で迎えた6戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、伸びてきたリサリサ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

7月15日、中9週で迎えた7戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの鞍ケ池特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

10月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のウインエーデルを半馬身振り切って2勝目をつかんだ。

12月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの甲東特別（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（3戦2勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

4歳（2024年）

3月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、B.ムルザバエフ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの天神橋特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。