ディアマンテシチー（2000年生、母ガルチズラビーン）

ディアマンテシチー（2000年5月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ダイアモンド（西）＋冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時15歳）と交配したガルチズラビーンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）豊郷牧場。戦績は、中央平地15戦0勝、地方7戦2勝。主な勝ち鞍は2004年の初花月特別(一般A3)。

経歴

デビュー前

友駿ホースクラブ愛馬会にて総額2,400万円（2.4万×1000口）で一口馬主が募集された。

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

10月5日、デビュー戦は白坂聡騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

10月12日、連闘で迎えた2戦目は、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で白坂聡騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた4戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた5戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

3歳（2003年）

1月18日、中3週で迎えた7戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

1月28日、中0週で迎えた8戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップパイナップル賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のナックバーサに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月22日、中3週で迎えた9戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた10戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のさわらび賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず16着に終わった。

8月24日、約5か月半の休養明けで迎えた11戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

9月3日、中0週で迎えた12戦目は、アンタレス特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月15日、中5週で迎えた13戦目は、白菊特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は向山牧騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中京ダート2300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は向山牧騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた17戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

4歳（2004年）

1月22日、中4週で迎えた18戦目は、名古屋チャレンジカップミネルヴァ賞（名古屋ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は向山牧騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月19日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、初花月特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るホクトハイタッチを半馬身差し切って2勝目をマークした。

9月15日、約7か月の休み明けで迎えた20戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、夢前川特別（姫路ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

10月19日、中4週で迎えた21戦目は、名古屋チャレンジカップマース賞（名古屋ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は向山牧騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた22戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。