タカラホーオー（1985年生、母サチノホーオー）

タカラホーオー（1985年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のモーニングフローリツク（当時10歳）と交配したサチノホーオーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）幌別牧場。戦績は、中央平地23戦2勝、中央障害10戦1勝2着1回、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は1989年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

田中良平厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

2月7日、デビュー戦は音無秀孝騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

5月21日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で音無秀孝騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた3戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1800m 曇/不良）に出走。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のウォータープラムに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月9日、中2週で迎えた4戦目は、4歳以上400万下の礼文特別（札幌ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

7月30日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上400万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田原成貴騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

9月25日、中4週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は音無秀孝騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

10月23日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（4戦1勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた9戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

12月11日、連闘で迎えた12戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた13戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

4歳（1989年）

10月7日、約9か月半の休み明けで迎えた14戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は音無秀孝騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で音無秀孝騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

11月25日、中3週で迎えた16戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた17戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、4着に終わった。

12月17日、連闘で迎えた18戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京ダート2200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のドリームボーイをクビ差振り切って久々に白星を挙げた。

5歳（1990年）

1月5日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は山田泰誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は音無秀孝騎手（5戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

2月18日、連闘で迎えた22戦目は、5歳以上500万下の遠賀川特別（小倉芝2600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で音無秀孝騎手（6戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で音無秀孝騎手（7戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた24戦目は、嘉堂信雄騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月22日、中2週で迎えた25戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で嘉堂信雄騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた26戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で嘉堂信雄騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。最後は、2着のメトロテンカイに1馬身3/4の差をつけて3勝目を手に入れた。

6月2日、中2週で迎えた27戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で嘉堂信雄騎手（3戦1勝）。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた28戦目は、東田幸男騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（中京障害芝2800m 晴/重）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた29戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝2800m 曇/不良）に出走。鞍上は嘉堂信雄騎手（4戦1勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

6歳（1991年）

3月17日、約8か月半の休み明けで迎えた30戦目は、障害5歳以上400万下（中京障害芝2800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で嘉堂信雄騎手（5戦1勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた31戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で嘉堂信雄騎手（6戦1勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったダンデイアポロから5馬身差の2着となった。

4月20日、中2週で迎えた32戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で嘉堂信雄騎手（7戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた33戦目は、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で嘉堂信雄騎手（8戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月19日、約3か月半の休養明けで迎えた34戦目は、今野昭慶騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた35戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

7歳（1992年）

4月27日、約8か月の休養明けで迎えた36戦目は、西康志騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。