タイチルドレン（1998年生、母タイティアラ）

タイチルドレン（1998年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラストタイクーン（当時15歳）と交配したタイティアラが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）メイタイ牧場。戦績は、中央平地37戦4勝2着1回、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は2002年のみちのく特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

湯窪幸雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

5月19日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入った。

6月17日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

7月8日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

7月29日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露したが、3着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤哲三騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤哲三騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るユキノテンリュウを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月15日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤哲三騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

10月6日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤哲三騎手（7戦1勝）。18頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、6着を確保した。

10月28日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐藤哲三騎手（8戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のサンレインボーに2馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

12月1日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の豊明特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で佐藤哲三騎手（9戦2勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の鳴海特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で佐藤哲三騎手（10戦2勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

4歳（2002年）

4月6日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の播磨特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず13着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の金北山特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（11戦2勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の紫野特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（12戦2勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の三河特別（中京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（13戦2勝）。17頭立ての3番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、6着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の鶴橋特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（14戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

7月13日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の日田特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤哲三騎手（15戦2勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月10日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤哲三騎手（16戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のワールドホーラーをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

9月1日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の不知火特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤哲三騎手（17戦3勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、勝ったサンライズジェガーにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

9月14日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の兵庫特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤哲三騎手（18戦3勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

10月12日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のみちのく特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐藤哲三騎手（19戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のラヴァリージェニオを3/4馬身振り切って4勝目をゲットした。

11月2日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の西郷特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で佐藤哲三騎手（20戦4勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた23戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の磐梯山特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に敗れた。

5歳（2003年）

4月19日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた24戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（21戦4勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた25戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鷹ケ峰特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下の乙訓特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（22戦4勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

6月7日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上1000万下の木曽川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（23戦4勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

6月28日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上1000万下の三宮特別（阪神芝1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（24戦4勝）。17頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上1000万下の九州スポーツ杯（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（25戦4勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西部日刊スポーツ杯（小倉芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤哲三騎手（26戦4勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

8月17日、連闘で迎えた31戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の小倉記念（小倉芝2000m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上1000万下の高千穂特別（小倉芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

11月8日、中9週で迎えた33戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の磐梯山特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

6歳（2004年）

7月4日、約8か月の休養明けで迎えた34戦目は、3歳以上1000万下の宝塚市制50周年記念（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（27戦4勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた35戦目は、3歳以上1000万下の玄海特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴原央明騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた36戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のフィリピントロフィー（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

7歳（2005年）

3月13日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた37戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた38戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

4月23日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた39戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は仲田雅興騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。