ネフティス（2007年生、母ニフティドリーム）

ネフティス（2007年4月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「エジプト神話に登場する女神」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時9歳）と交配したニフティドリームが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は（有）猿倉牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方17戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の3歳B6。

経歴

デビュー前

1歳のとき、猿倉牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ミルファームによって210万円で落札された。

尾関知人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

7月5日、デビュー戦は的場勇人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

8月9日、中4週で迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は失速してしまい10着に終わった。

3歳（2010年）

2月17日、約6か月半の休み明けで迎えた3戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベストビット特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

3月21日、中4週で迎えた4戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

4月27日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた5戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、3歳B5（金沢ダート1300m 雨/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

7月4日、中9週で迎えた6戦目は、3歳B6（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に終わった。

7月13日、連闘で迎えた7戦目は、3歳B5（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の山口久仁子還暦祝記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた9戦目は、3歳B6（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で藤田弘治騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて、最後は2着のダークラムロックをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

8月17日、連闘で迎えた10戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、3歳B4（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったディープブラックに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

8月31日、中1週で迎えた11戦目は、3歳B4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、ダマスカスローズに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月14日、中1週で迎えた12戦目は、3歳B4（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

9月20日、連闘で迎えた13戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳B10（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

9月28日、連闘で迎えた14戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、3歳B4（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた15戦目は、3歳B5（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

11月7日、中3週で迎えた16戦目は、いどり祭り特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた17戦目は、能登垂水滝特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

12月5日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、UFOの町特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で青柳正義騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

12月21日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた19戦目は、能登カキ特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で青柳正義騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

4歳（2011年）

1月3日、中1週で迎えた20戦目は、新年初夢特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で青柳正義騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。