ヤマニンブルーベル（2016年生、母ヤマニンパピオネ）

ヤマニンブルーベル（2016年3月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋植物名」。毛色は芦毛。種牡馬のダイワメジャー（当時15歳）と交配したヤマニンパピオネが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は錦岡牧場。主な勝ち鞍は2019年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

斉藤崇史厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

11月18日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

12月9日、中2週で迎えた2戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のメイショウカササギに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2019年）

2月16日、中9週で迎えた3戦目は、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

6月1日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤懸貴志騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

7月20日、中6週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で藤懸貴志騎手（3戦1勝）。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦し、5着を確保した。

8月3日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で藤懸貴志騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く粘り込んで、最後は2着のエルズリーを半馬身振り切って2勝目を挙げた。

12月1日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

4歳（2020年）

1月19日、中6週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、4歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤懸貴志騎手（5戦2勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

5月2日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（6戦2勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤懸貴志騎手（7戦2勝）。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って15着に終わった。