ヒガシトレジャー（2001年生、母ウェディングバード）

ヒガシトレジャー（2001年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋宝」。毛色は鹿毛。種牡馬のジョリーズヘイロー（当時14歳）と交配したウェディングバードが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ヤナガワ牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方14戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の4歳以上C9-1。

経歴

デビュー前

2歳のとき、ヤナガワ牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

鹿戸明厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

3月21日、デビュー戦は佐久間寛志騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は452kg。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

5月16日、中7週で迎えた2戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 雨/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 小雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は佐久間寛志騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた4戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

8月22日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

9月25日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で芹沢純一騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

4歳（2005年）

1月4日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

1月25日、中2週で迎えた9戦目は、谷川真生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C9-1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るルストロウーノを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

2月9日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C6-1（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で谷川真生騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

2月17日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上C9-1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

3月2日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C9-1（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C8-2（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C7-3（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は谷川真生騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヤマサカントリーに交わされて2馬身半差の2着となった。

4月13日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C8-1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で谷川真生騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のエンジェルブライドをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

5月5日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C5-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で谷川真生騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C5-2（園田ダート1230m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で谷川真生騎手（5戦2勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた18戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C5-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C5-1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C5-2（園田ダート1230m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で永島太郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C5-2（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で永島太郎騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。