キットハナガサク（2021年生、母メジロスプレンダー）

キットハナガサク（2021年1月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「きっと花が咲く」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキズナ（当時11歳）と交配したメジロスプレンダーが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺湖町、生産者はレイクヴィラファーム。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、レイクヴィラファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、TNレーシングによって7,260万円で落札された。

武井亮厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

7月22日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したアレグロブリランテを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月5日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

3歳（2024年）

1月20日、約5か月半の休養明けで迎えた3戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。17頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入った。

2月17日、中3週で迎えた4戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアリストクラシアを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

2月24日、連闘で迎えた5戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/重）に出走。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた6戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったベンサレムに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月31日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた8戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のベッティーナに3馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月15日、中8週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラスの奥尻特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木大輔騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のエイトスターズを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

6月23日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの洞爺湖特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は富田暁騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。