マルディランダ（2020年生、母マルバイユ）

Mar d'Irlanda

2020.04.01

マルディランダ（2020年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「アイリッシュ海(伊)」。毛色は青鹿毛。種牡馬のイスラボニータ（当時9歳）と交配したマルバイユが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

金成貴史厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

12月10日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は468kg。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したホウオウビスケッツに半馬身届かず2着に敗北した。

3歳（2023年）

3月25日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったジュンフシナに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月22日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったエンデミズムに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月13日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のイッツオンリーユーに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

9月2日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して13番手で通過。直線では決め手が足りず11着に敗れた。

10月29日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた12頭をごぼう抜きし、最後は2着のエンデミズムに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月25日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4歳（2024年）

2月11日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（6戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したディープリッチを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

3月30日、中6週で迎えた9戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り 晴/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のエンデミズムをハナ差振り切って勝利をモノにする