マウントベル（2019年生、母ワイメアビーチ）

マウントベル（2019年2月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「山に響く鐘の音より」。毛色は栗毛。種牡馬のドレフォン（当時6歳）と交配したワイメアビーチが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道日高郡新ひだか町、生産者はチャンピオンズファーム。主な勝ち鞍は2021年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

7月24日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

10月23日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のリンクスルーファスを半馬身振り切って初白星を挙げた。

3歳（2022年）

3月13日、約4か月半の休み明けで迎えた3戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず16着に終わった。

5月8日、中7週で迎えた4戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、勝ったビヨンドザファザーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

6月25日、中6週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアーレンダールに2馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

4歳（2023年）

2月4日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

4月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から6kg絞って迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は菅原明良騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

6月3日、中1週で迎えた9戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月7日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの西湖特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は菅原明良騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

11月5日、中3週で迎えた11戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

11月25日、中2週で迎えた12戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。

5歳（2024年）

2月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラスの大島特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

4月28日、中9週で迎えた14戦目は、T.T.オシェア騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったエピックジョイに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。