ビートエモーション（2001年生、母ミナミノコイサン）

ビートエモーション（2001年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「心を打つ走りで、ファンを感動させて欲しい」。毛色は栗毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時6歳）と交配したミナミノコイサンが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）ターフィー牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方2戦2勝。主な勝ち鞍は2005年の一般C4-5。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ターフィー牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

加賀武見厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

6月19日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（函館芝1800m 雨/良）に出走。馬体重は532kg。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

4歳（2005年）

7月24日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた3戦目は、安部竜司騎手を鞍上に迎えて、一般C4-5（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のセイランブーケに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月9日、中1週で迎えた4戦目は、一般C4-5（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部竜司騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るサンレイダークを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利をモノにする