フジノランバー（1991年生、母フジノスカーレット）

フジノランバー（1991年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のノーパスノーセール（当時9歳）と交配したフジノスカーレットが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏牧場。戦績は、中央平地12戦0勝、中央障害2戦1勝。主な勝ち鞍は1995年の障害5歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

小林常泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1993年）

10月16日、デビュー戦は柴田政人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は484kg。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

12月12日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

3歳（1994年）

5月28日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

6月19日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきり、息の入らないペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で伊藤直人騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

9月18日、中8週で迎えた7戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/不良）に出走。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は伊藤直人騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって7着に敗れた。

10月9日、連闘で迎えた9戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、5着を確保した。

10月29日、中2週で迎えた10戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

11月6日、連闘で迎えた11戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で亀山泰延騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

11月19日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で亀山泰延騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

4歳（1995年）

1月21日、中8週で迎えた13戦目は、鈴木勇騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた14戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木勇騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のアマミマーチに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。