テイエムハーン（2003年生、母ダイナシュガー）

テイエムハーン（2003年4月19日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋遊牧民の君主（モンゴル語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時10歳）と交配したダイナシュガーが23歳のときに産んだ14番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は武田寛治。戦績は、中央平地12戦2勝、中央障害2戦0勝、地方5戦1勝。主な勝ち鞍は2006年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、武田寛治から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、竹園正継によって2,625万円で落札された。

新川恵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

12月17日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

3歳（2006年）

1月21日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

6月24日、約5か月の休養明けで迎えた3戦目は、G.ボス騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線に入ると、前で粘るホブノブを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って未勝利戦を制した。

7月8日、中1週で迎えた4戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の如意ヶ嶽特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で大外18番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。

8月19日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のキクノハヤテに1馬身1/4の差をつけて2勝目を掴み取った。

10月15日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

11月4日、中2週で迎えた9戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の花背特別（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

4歳（2007年）

5月5日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の御池特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

12月8日、約7か月の休養明けで迎えた11戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

5歳（2008年）

2月17日、中7週で迎えた13戦目は、高井彰大騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月12日、中7週で迎えた14戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月27日、中5週で迎えた15戦目は、脇田創騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のさつき特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6月11日、中1週で迎えた16戦目は、荷風特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で脇田創騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

6月30日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の水無月特別（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で脇田創騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のユーワマトリックスに2馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

6歳（2009年）

4月3日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた18戦目は、清明特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で脇田創騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

5月8日、中4週で迎えた19戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、さざなみスプリント（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。