ニシノウララ（2015年生、母パラディナ）

ニシノウララ（2015年2月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋麗」。毛色は青鹿毛。種牡馬のリーチザクラウン（当時9歳）と交配したパラディナが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村上欽哉牧場。戦績は、中央平地7戦2勝。主な勝ち鞍は2018年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

伊藤大士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

8月6日、デビュー戦は野中悠太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は460kg。17頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のアーモンドアイに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月1日、中7週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下のサフラン賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

11月4日、中4週で迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

3歳（2018年）

7月15日、約8か月半の休養明けで迎えた4戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスピアーノを半馬身差し切って勝利を手中に収めた。

10月14日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の神奈川新聞杯（東京芝1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

11月10日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の三鷹特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

4歳（2019年）

2月23日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

4月21日、中7週で迎えた9戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。最後は脚が止まってしまい16着に敗れた。

8月11日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの豊栄特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は野中悠太郎騎手（1戦1勝）。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が鈍り16着に敗れた。

9月22日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は北村宏司騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は野中悠太郎騎手（2戦1勝）。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて15着に終わった。

2019年10月9日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。