カネトシプランタン（1999年生、母ラックドリーム）

カネトシプランタン（1999年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時12歳）と交配したラックドリームが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は長田操。戦績は、中央平地13戦0勝、中央障害3戦0勝、地方4戦2勝。主な勝ち鞍は2002年の寒椿賞。

経歴

デビュー前

野村彰彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

10月13日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

3歳（2002年）

1月13日、中8週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

1月27日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の寒椿賞（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミストキメクに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月10日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

7月27日、約4か月半の休み明けで迎えた8戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた10戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、桂浜盃（高知ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、リードを2馬身以上保って、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

9月21日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

11月2日、中3週で迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で小坂忠士騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で小坂忠士騎手（5戦0勝）。13頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で小坂忠士騎手（6戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

4歳（2003年）

3月26日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップアキレス賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。4着を確保した。

4月27日、中4週で迎えた17戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

5月4日、連闘で迎えた18戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は小坂忠士騎手（7戦0勝）。18頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて17着に終わった。

7月8日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた20戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C4-1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のニホンピロコリーグに2馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。