サトノシャイニング（2022年生、母スウィーティーガール）

サトノシャイニング（2022年2月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+光を放つ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキズナ（当時12歳）と交配したスウィーティーガールが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は下河辺牧場。2025年の日本ダービー（東京優駿）(G1)で4着に入った他、2024年の東京スポーツ杯2歳ステークス(G2)で2着に入る活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

杉山晴紀厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

9月22日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝2000m 小雨/良）に出走。馬体重は490kg。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のミラージュナイトに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月16日、中7週で迎えた2戦目は、2歳G2の東京スポーツ杯2歳ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、クロワデュノールに3/4馬身交わされて2着となった。

3歳（2025年）

2月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では途轍もない末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のリンクスティップに3馬身の差をつけて初の重賞タイトルを手にした。

4月20日、中9週で迎えた4戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月1日、中5週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入った。

10月5日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、G2の毎日王冠（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。