ピュウモッソ（2012年生、母フィールドロマン）

ピュウモッソ（2012年5月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「より速く（音楽用語）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のオレハマッテルゼ（当時12歳）と交配したフィールドロマンが21歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）グラストレーニングセンター。主な勝ち鞍は2017年のカモメ賞(一般C3)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グラストレーニングセンターから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、片山博志によって262.5万円で落札された。

佐藤吉勝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

12月21日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。馬体重は480kg。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。競走中止となった。

3歳（2015年）

2月14日、中7週で迎えた2戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

3月28日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

6月28日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入った。

7月18日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で二本柳壮騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

8月22日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はタレてしまい15着に敗れた。

11月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

11月20日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で渡瀬和幸騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサウザンドオークスに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月3日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で渡瀬和幸騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

4歳（2016年）

1月20日、中6週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた10戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、YOUTUBE検索「特案係」（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロードチャレンジを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目を手にした。

6月22日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から9kg戻して迎えた11戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で中野省吾騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、伸びてきたグレースエアー決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

7月6日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3七八（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中野省吾騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のマイネルカヴァータに1馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

5歳（2017年）

1月11日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた13戦目は、YOUTUBE検索特案係カップ（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で中野省吾騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のピースロードに3馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

2月9日、中3週で迎えた14戦目は、一般C3（船橋ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で中野省吾騎手（4戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

6月21日、約4か月半の休み明けで迎えた15戦目は、スーパー銭湯笑がおの湯賞（船橋ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で中野省吾騎手（5戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のリリパットララバイに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月5日、中1週で迎えた16戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、カモメ賞（川崎ダート900m 曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るベニノハッピーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

7月24日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2四五（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は中野省吾騎手（6戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた18戦目は、馬女冬菜アヒー女発売記念（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中野省吾騎手（7戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

9月29日、中6週で迎えた19戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、鉄道で楽しむ!ちばの旅賞（No.9）（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月25日、中3週で迎えた20戦目は、スカパー!南関東地方競馬チャンネル賞（船橋ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

6歳（2018年）

1月19日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から22kg増やして迎えた21戦目は、泉水治男さん花嫁募集中記念（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したリコーパンターを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。