トシザユカ（2004年生、母ソルトレイクブルー）

トシザユカ（2004年3月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時10歳）と交配したソルトレイクブルーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）浦河小林牧場。戦績は、中央平地20戦2勝2着1回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2008年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

西浦勝一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

3月25日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

4月15日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るブラックプラネットを猛烈な末脚で3/4馬身差し切って未勝利戦を制した。

4歳（2008年）

2月2日、約10か月の休養明けで迎えた3戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は一杯になって15着に敗れた。

2月23日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着を確保した。

3月15日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

3月30日、中1週で迎えた6戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

7月19日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から38kg増やして迎えた7戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦し、3着を確保した。

8月2日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の湯浜特別（函館芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上確保して、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

8月17日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた9戦目は、3歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長谷川浩大騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを2馬身以上確保して、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、メジロフォーナにクビ差交わされて2着となった。

9月6日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で長谷川浩大騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイネベクルックスに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

9月21日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下のサロマ湖特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で長谷川浩大騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

5歳（2009年）

1月17日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の花見小路特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを2馬身以上確保して、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

2月14日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の宇治川特別（京都芝1400m 外回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

3月8日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の播磨特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて7着に終わった。

7月19日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の白老特別（札幌芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（5戦1勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天与の闘争本能で諦めることなく走り切り、4着を確保した。

8月8日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のサロマ湖特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（6戦1勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

8月29日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の摩周湖特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

9月20日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の仲秋特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（7戦1勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

6歳（2010年）

5月9日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の八海山特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（8戦1勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

6月27日、中6週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の皆生特別（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって16着に終わった。

8月22日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、白山スーパー林道杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。