トミケンロマン（1996年生、母フシミラツキー）

トミケンロマン（1996年4月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリルドルフ（当時15歳）と交配したフシミラツキーが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）伏木田牧場。戦績は、中央平地4戦0勝2着1回、地方6戦4勝。1999年のサラ・クイーン特別(牝)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

荒川友司厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（1998年）

9月18日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、2歳戦のチャレンジ（笠松ダート800m 曇/良）に出走。馬体重は446kg。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るセイエイヒットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1999年）

2月24日、約5か月半の休み明けで迎えた2戦目は、4歳（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

4月5日、中5週で迎えた3戦目は、4歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のディライアに3馬身の差をつけて2勝目をマークした。

5月9日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、4歳500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で安藤勝己騎手（3戦2勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

6月5日、中3週で迎えた5戦目は、4歳500万下の白藤賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤勝己騎手（4戦2勝）。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったアドマイヤカイザーにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

6月20日、中1週で迎えた6戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのサラ・クイーン特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミストリトンを強烈な末脚で半馬身差し切って優勝

11月28日、約5か月半の休養明けで迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（5戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（6戦2勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

4歳（2000年）

1月28日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、一般C2 C3（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（7戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトキワオリオンに7馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月19日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、かがり火特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。