ローヌグレイシア（2017年生、母アーデルハイト）

ローヌグレイシア（2017年3月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「アルプスに存在する氷河の一つ。母名と本馬の毛色より連想」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時19歳）と交配したアーデルハイトが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額2,400万円（4.8万×500口）で一口馬主が募集された。

池添学厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

7月14日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1200m 曇/重）に出走。馬体重は502kg。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

9月21日、中9週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた3戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 小雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月21日、中9週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って15着に敗れた。

3歳（2020年）

2月16日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、激烈なハイペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、伸びてきたクリノニキータ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

2月22日、連闘で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、コパノラクラクに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月5日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西村淳也騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

6月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

6月28日、連闘で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に敗れた。

8月2日、中4週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き13着に敗れた。