パストラルジョイ（1996年生、母パストラリズム）

パストラルジョイ（1996年3月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のタマモクロス（当時12歳）と交配したパストラリズムが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は出口悟。戦績は、中央平地29戦1勝2着1回、中央障害3戦0勝、地方4戦1勝。主な勝ち鞍は2001年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

石栗龍雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

2月27日、デビュー戦は横山賀一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（中山ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

3月14日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

4月17日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

5月30日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、ブルホーリーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

6月20日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資のガッツでゴールまで力戦したが、3着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で横山典弘騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた9戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のスピカ特別（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は横山賀一騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のハマナス特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（6戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のマッキーダンサーをハナ差制して待望の初勝利を挙げた。

9月26日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は横山賀一騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

10月30日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた14戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

12月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、板倉真由子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で板倉真由子騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

4歳（2000年）

2月12日、中7週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で板倉真由子騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた18戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1000m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では全く伸びず11着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた19戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、春分特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。11着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた20戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

8月13日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から48kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

10月7日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた24戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下の秋元湖特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

5歳（2001年）

4月22日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた28戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2200m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のイデムをアタマ差振り切って久しぶりに白星を挙げた。

5月27日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の青嵐賞（東京芝2400m 小雨/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

6歳（2002年）

2月3日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた30戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 雨）に出走。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。競走中止となった。

2月23日、中2週で迎えた31戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は宗像徹騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた32戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。11着に終わった。

3月17日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた33戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の金山特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた34戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は宗像徹騎手（4戦1勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

4月16日、中0週で迎えた35戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、ファンタスティックステッキ特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。