グリーンオリーヴ（1997年生、母メイショウスキー）

グリーンオリーヴ（1997年5月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時11歳）と交配したメイショウスキーが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）北星村田牧場。戦績は、中央平地12戦1勝。主な勝ち鞍は2000年の4歳未出走。

経歴

デビュー前

グリーンファーム愛馬会にて総額4,800万円（12万×400口）で一口馬主が募集された。

田中章博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

4月2日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のトライアスロンをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

4月22日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のムーニーバレーレーシングクラブ賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

5月14日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた3戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都ダート1800m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

11月25日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた4戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

4歳（2001年）

1月8日、中2週で迎えた6戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

2月11日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた7戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

9月1日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg戻して迎えた8戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

9月22日、中2週で迎えた9戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

10月27日、中4週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

5歳（2002年）

6月29日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた11戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。