オレンジジェラート（1998年生、母スマイリングカット）

オレンジジェラート（1998年5月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトニービン（当時15歳）と交配したスマイリングカットが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地10戦1勝、地方5戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

8月5日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

8月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

9月30日、中5週で迎えた3戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

10月14日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、5着に終わった。

4歳（2002年）

1月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C6（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のユウキキコウシに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

1月23日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上C5（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のニシノクラブに半馬身の差をつけて2勝目を収める

2月6日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上C4（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったロックバンドルビーから3/4馬身差の2着に敗北した。

2月28日、中2週で迎えた8戦目は、小牧毅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C4（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月26日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上C6（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のトーエイブルボンに半馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月3日、中4週で迎えた10戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい12着に敗れた。

6月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のユーワジェンヌに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月9日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg戻して迎えた13戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の高山特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（3戦0勝）。18頭立ての12番人気で大外18番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。