スズタカハリケーン（1987年生、母ハマノキャリー）

スズタカハリケーン（1987年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のニチドウアラシ（当時11歳）と交配したハマノキャリーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はビックリ牧場。戦績は、中央平地21戦1勝2着3回、地方10戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1990年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

坂口正大厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1989年）

11月5日、デビュー戦は田原成貴騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

11月25日、連闘で迎えた3戦目は、丸山勝秀騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったミヤノエンプレスに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

3歳（1990年）

1月13日、中6週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山勝秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山勝秀騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、勝ったモントタヤーラにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

2月11日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山勝秀騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るブラウンオーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3月3日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で丸山勝秀騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したマンジュデンゴッドにハナ差届かず2着に惜敗した。

3月18日、中1週で迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

10月21日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸山勝秀騎手（5戦1勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山勝秀騎手（6戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて10着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた11戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は丸山勝秀騎手（7戦1勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

12月15日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で丸山勝秀騎手（8戦1勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

4歳（1991年）

1月15日、中3週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山勝秀騎手（9戦1勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

2月3日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山勝秀騎手（10戦1勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた16戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の小石原特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下の秋吉台特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して10番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

5月3日、中6週で迎えた19戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

5月12日、連闘で迎えた20戦目は、5歳以上500万下の松浜特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

6月15日、中4週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は丸山勝秀騎手（11戦1勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

8月31日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から38kg増やして迎えた22戦目は、渡子勝騎手を鞍上に迎えて、一般C1-1（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月29日、中3週で迎えた23戦目は、戸梶由則騎手を鞍上に迎えて、一般C1-2（高知ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月8日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた24戦目は、甲田守騎手を鞍上に迎えて、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月14日、中9週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた25戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡子勝騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

5歳（1992年）

5月5日、約5か月の休養明けで馬体重を前走からさらに17kg増やして迎えた26戦目は、大内正一騎手を鞍上に迎えて、一般C5-5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったスティールテイオウから2馬身半差の2着となった。

5月24日、中2週で迎えた27戦目は、一般C5-5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大内正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月23日、中3週で迎えた28戦目は、宗石大騎手を鞍上に迎えて、一般C5-6（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のラオールに2馬身半の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

7月7日、中1週で迎えた29戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、一般C5-6（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のフォースシクレノンに3/4馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

8月9日、中4週で迎えた30戦目は、よさこい特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鷹野宏史騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月5日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から19kg減らして迎えた31戦目は、小松征四郎騎手を鞍上に迎えて、おしどり特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。4着に終わった。