アグネスリュシアン（2012年生、母アグネスファスト）

アグネスリュシアン（2012年5月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋カクテル名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時11歳）と交配したアグネスファストが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）天羽牧場。戦績は、中央平地16戦1勝、地方9戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

長浜博之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

11月9日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1600m 雨/良）に出走。馬体重は460kg。18頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

11月30日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。17頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

12月27日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。18頭立ての17番人気で6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、4着を確保した。

3歳（2015年）

1月24日、中3週で迎えた4戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 晴/重）に出走。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい10着に敗れた。

3月1日、中4週で迎えた5戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

3月21日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でD.バルジュー騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で大外18番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

4月19日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のプラントアゲンをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

5月23日、中4週で迎えた8戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

7月18日、中7週で迎えた9戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

8月15日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

10月18日、中8週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（2戦1勝）。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。17着に敗れた。

4歳（2016年）

2月14日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上はD.バルジュー騎手（2戦0勝）。18頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（3戦1勝）。18頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

7月2日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では伸びあぐねて16着に終わった。

7月30日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の伊万里特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では末脚にキレが無く17着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた16戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

10月2日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた17戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、一般A4（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり5着に終わった。

11月12日、中5週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた18戦目は、一般A B（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月10日、中3週で迎えた19戦目は、別府真衣特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で上田将司騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

5歳（2017年）

1月7日、中3週で迎えた20戦目は、塚本雄大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のベラトリックス特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず6着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた21戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は上田将司騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、マイネルピトレスクに交わされて1馬身半差の2着となった。

2月12日、中2週で迎えた22戦目は、一般A3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（4戦0勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた23戦目は、ファイナルレース（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で上田将司騎手（5戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったヴードゥーフェストに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月14日、中1週で迎えた24戦目は、楽天競馬10周年特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で上田将司騎手（6戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた25戦目は、ニラのおやき特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で上田将司騎手（7戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。